海外3PL(中国、北米、インド、その他)
巨大消費市場に成長した中国、インドに、豊富な物流ノウハウを
海外展開推進には、海外に精通した日系物流会社とタッグを組むことが重要です。
当社は、商社系物流会社の強みである豊富な情報網、拠点数、長年培ってきた実績を活かし、お客様の海外展開をサポート。
海外でも「日本品質」の物流サービスを提供いたします。
約700万オーダーをこなす中国EC物流
中国の巨大ECイベント「W11」で総計697万オーダーを受注、出荷
中国には、最大のネットショッピングセールである11月11日、通称「W11(独身の日)」があります。2021年のW11当日の総梱包数は、11.6億個と、大規模なイベントとなっています。
W11は、1990年代に大学生が始めた独身者向けのイベントが起源と言われており、贈り物をプレゼントし合う点でクリスマス商戦に匹敵するECイベントです。
実施を始めたのはECサイト「アリババ」で、通常時の数十倍の受注と発送があるため、これに対応して臨時に人員を増やす必要があります。
現在では11月1日から3日までのプレセールと、11月11日当日の2回に分けてECイベントが繰り広げられ、これに伴って物流も爆発的に増加します。
中国の当社グループ会社(伊藤忠物流(中国)有限公司)は、日系物流企業の中でも早くからEC物流・W11ノウハウを培っており、お客様を物流面からサポートいたします。
通常期より爆発的に物量が増加するため、臨時倉庫ならびに臨時作業員の確保を事前に行い、入念に準備します。また普段より、機械を導入し、作業効率化を図っています。
2021年のW11期間中は、総計697万オーダー(1238万PCS)を受注、出荷しました。


米国における総合物流サービス
超大国アメリカの多様な物流ニーズに経験で応える
GDP世界第1位、人口世界第3位、日本の国土の約26倍の面積である米国の物流を、ニューヨーク、シカゴ、ケンタッキー、ミシガン、ロサンゼルスの5拠点でカバー、総勢48名の社員で担っています。
国際フォーワーデイング、内陸輸送、倉庫運営の機能を駆使し、顧客のニーズに合わせた総合物流サービスを提供しています。
主要取扱品目としては、日系製造業の集積地域である中西部を中心にした自動車関連部品、生産設備、生活消費財、食品などの様々な商材が挙げられます。
メーカー工場の門前倉庫の運営から、店舗・EC向けの商品保管・出荷、JIT*1納品まで、多様なサービスを展開しています。
また、メキシコ・イラプアト市に自動車関連製造メーカーを主とした日系企業の物流、コンサルサポートの目的で子会社を設立し、生産設備輸送、据付業務などのサービスの他に、近年、急増しているアメリカーメキシコ間の陸上輸送サービスを、米国内各拠点と連携し提供しています。
*1 JIT(ジャスト・イン・タイム)納品とは、資材がいつ、なにが、どれだけ必要となるか随時想定して納品計画を立て、納入を行い、余剰在庫を最小限にとどめる取り組み





人口約14億人のインド市場で、物流サービスを展開
広大な国土に分散する400都市に、きめ細やかな物流輸送網サービスを
人口約14億人のインドも、その消費市場の急拡大に注目が集まっています。
日系企業のインド進出の物流サポートのため、伊藤忠ロジスティクスグループとして、2012年に現地企業( Parekh Integrated Services Pvt. Ltd.)との合弁で、IP Integrated Services Private Limited(以下「IP社」)を設立いたしました。
社員総勢約750名、インド45都市に70箇所・約15万㎡の拠点を構え、インドで物流サービスを提供しています。大手消費財メーカーをはじめとした日用品、食料品、機械分野等、幅広い商品の取扱い実績があります。
インドは、偏りなく全土に消費が分散しているため、細かな物流ネットワークが必須となります。IP社の強みであるインド全土を網羅する輸送網を使い、400都市・1000箇所への配送を行っています。大手消費財メーカーへは、工場からの幹線輸送・支線輸送を経て、エンドユーザーまで輸送しています。




日系メーカーの門前倉庫
3万㎡の土地に、のべ1.5万㎡の自社倉庫
インドネシアは世界第4位の人口を有し、今後の経済成長が期待できます。
PT. ILC LOGISTICS INDONESIAは、日系企業が多く進出しているエリアであるスルヤチプタ工業団地内(ジャカルタ中心部より55Km)に、3万㎡の土地を取得、のべ1.5万㎡の自社倉庫を保有し、カラワン・スラバヤの物流拠点も合わせ、合計3箇所・約3.5万㎡の倉庫面積で物流サービスを提供しています。
生活消費財、自動車関連部品、嗜好品等、様々な商材の取扱い実績があり、主にメーカー工場の門前倉庫として商品を保管、メーカー工場へJITで納品を行っています。
また、原料メーカーに対しコンテナデポ*1のスキームを提案いたしました。インドネシアへ輸入した原料を、コンテナのままデポ内にて保管・管理することで、インドネシア国内の工場向けにタイムリーに納品することが可能となりました。配送には、自社所有のダンプアップ車両を使用しています。
*1 コンテナデポとは、港から離れた内陸にある物流基地で、輸出入貨物の通関機能と保税機能を併せ持つ施設。ここを起点に様々な輸送ルートを選択できる




モータープール運営
タイにおける完成車総合物流業務
日系自動車メーカーの完成車のモータープール運営サービスを行っております。
タイ国内及びインドネシアで生産された完成車のモータープールへの輸送・保管・入出荷、タイ国内で販売店までの完成車輸送、海外へ輸出する完成車輸送をメインに行っております。
その他、PDI(pre delivery inspection)業務、ステッカー貼り、その他アクセサリ等の取り付けサービスや、出荷前の洗車作業など、多岐にわたる付帯業務も行い、総合的なサービスをお客様へ提供しています。


総合物流サービス(欧州)
在欧自動車組立工場への総合物流サービス
Eurasia Logisticsではハンガリーで日系自動車組立工場への総合物流サービスを行っています。
部品調達輸送:日本からのCKD*1コンテナ輸送、欧州各国にある部品サプライヤーからの部品調達輸送
構内物流運営:組立工場内部品倉庫の運営、完成車モータープールの運営
完成車輸送 :欧州域内、及び日本、中南米オセアニア等への完成車輸送(トラック、鉄道、海上輸送)
上記に加え、商流関与を含む部品現調化のサポートや梱包材の供給、並びに生産設備機械の輸送・据付等もサービスメニューに揃え、自動車組立工場のみならず、部品サプライヤーに対しても、各種サービスを提供いたします。
*1 CKD( Complete knock-down )とは、一台の自動車をすべてが現地で組立てられるパーツキットのこと


プレビオ回避
メキシコ向け輸入通関サービス
メキシコのプレビオ(自主検査)にはデメリットが非常に多く、また通関業者にとって追加費用を徴収出来る既得権益の様なものになっている傾向があります。特に設備の通関においては、輸入者にとってのメリットがほとんどなく、当社ではこのプレビオを回避し、納期遵守・追加費用の低減・安全な輸送を実現しています。



世界を舞台に、
物流を超えた
ビジネスに挑む。

世界を舞台に、
物流を超えた
ビジネスに挑む。