知見依映

世界的なフードカンパニーに対する
大掛かりなプレゼン。
任せてもらったのは
入社5ヶ月目のときでした。

その日、私は今までにないくらい緊張をしていました。入社して5ヶ月目、海外のお客様へ、新しい輸送方法を提案する日だったのです。世界的なフードカンパニーに対して今までの輸送方法を変更し、すべてをコンテナへと切り替えるという大掛かりな提案。この日のために入念に準備を重ねました。九州の八幡製鉄所で積込みの方法を確認したり、船会社と海上運賃の交渉をしたり。コストが下がること、保管スペースを縮小できること、緊急出荷にも対応できることなど相手を説得できるよう綿密に資料を作っていきました。お客様は海外の会社なので、もちろんプレゼンは英語です。相手の目を見ながら自信を持ってプレゼンできるよう、自分の書いた原稿を何度も何度も声に出して、頭に叩き込みました。ここまで準備したんだ。きっと納得してもらえるはず。準備を重ねたことが私の自信になり、無事プレゼンを終えることができました。その結果、私たちの想いが伝わり、プレゼンから4ヶ月後の現在、トライアルの輸送が開始しようとしています。たった5ヶ月前までは学生だったにもかかわらず、英語でのプレゼンに挑戦し提案を受け入れてもらえたことは、私にとっては忘れられない経験になりました。

50年以上の想いがこもったプレゼン。任せてもらったのは入社4ヶ月目のときでした。

4ヶ月目にトラブル発生。
それでも仕事を任せ続けてくれた先輩。

もちろんトラブルもありました。入社4ヶ月目の頃、担当していた貨物のコンテナにダメージが発生し、扉が開かなくなってしまったのです。予定していた納期には間に合いません。船会社や配送会社、そして客先、沢山の人達に連絡をとりながら状況を整理することに必死でしたが、心細くはありませんでした。上司や先輩が一緒に解決方法を考えてくれたからです。入社して間もない新人が担当していることを考えれば、通常ならトラブル時の対応は上司や先輩が私に替わって対応するはずですが、このときは最後まで私に任せてくれました。ここでどう立ち回るべきか、私が学ぶための大きなチャンスだと判断してくださったようです。最終的にお客様には納期を少し延ばしてもらい、船会社と交渉して追加費用の発生を抑え、無事に納品することができました。若手にどんどん仕事を任せてくれながら、いつでもサポートできるような距離感で見守っていてくれる。それが伊藤忠ロジスティクス流の人の育て方なのかもしれません。私も甘えてばかりにならないよう、最近では自分から積極的に行動を起こして仕事に取り組むよう心がけています。

2ヶ月目にトラブル発生。それでも仕事を任せ続けてくれた先輩。

英語が飛び交うオフィスで
成長を感じる毎日を過ごす。

「好きな英語を活かせる会社にいきたい」と思ってはじめた就職活動でしたが、伊藤忠ロジスティクスでは入社前のイメージ通り、英語を忘れる暇がないほど英語を使う毎日を過ごしています。私は海上輸送の部署にいるので、協力会社やお客様とも英語でコミュニケーションをとることが多いのです。物流の専門用語も多く、内容に適した言い回しができるように日々勉強は欠かせません。さらに扱うものも食品から化学品まで、本当に様々です。急な見積依頼も多く、お客様の質問に的確に応えられるよう知識を身に付けなければなりません。どんなことにもスピーディーに正確な情報を伝え続けることが私自身の信頼へと繋がる。今はそう思って、できるだけ多くのことを学ぼうと思っています。現在の私の目標は、海外に駐在すること。国が変われば物流のルールも変わってくる。実際に自分の目で見なければ、現場の感覚は掴めません。海外駐在という目標に向かって、日々の仕事に真摯に取り組んでいきたいです。

MESSAGE

MESSAGE 海上第一本部 物流プロジェクト部
知見依映(2016年入社)

英語を生かせる就職先には商社やメーカーなど様々な選択肢があります。その中で物流を選んだのは、「届ける」という使命感に惹かれたからです。思ってもみなかったトラブルが起こることもあるので気の抜けない日々ですが、それでも、様々な経験を積んで世界がものすごく広がったと感じています。