大学で貿易実務を学び、バイク用品全般の東南アジアへの輸出業務を手掛ける
海上輸送、倉庫管理、国内配送まで、木材輸入の物流全般を担当し、更なる業務の効率化を日々考えている
海外現地法人への支援全般を精力的にこなし、海外で働く駐在員から頼られている
決算、経費処理、不動産管理などの経理業務に加えて、営業アシスタントまで担当領域を拡大している
医薬品、アパレルなど、様々な商品の航空輸入業務に携わり、上司・同僚や客先からの強い信頼を得ている
いつもは違う部署で
別々の仕事をしている、
若手の事務職社員5人が
仕事をしていて考えていること、
そしてこれからの未来のことを
語りました。
彼女たちの会話を通して
伊藤忠ロジスティクスではたらく
楽しさを感じてください。
私は外国語学部出身で、英語を使ってグローバルな仕事がしたいなと考えていました。みなさんも就活の時は海外というのは意識していましたか?
私も英米文学部だったので、海外とつながる仕事がしたいという思いはありました。ただ、最初はやはり、物流のイメージが沸きませんでした。でも、東日本大震災が起こった時に物流を大きく意識しはじめました。ちょうどサークルの合宿で海が近いコテージに泊まっていたのですが、備蓄用のパンと牛乳パックだけで、コンビニにも商品がないという状態になり、普段は感じなかった物流が、私たちの暮らしのために地道に動いていたのだと分かって、この分野で仕事がしたいと思いました。
物流の大切さや使命感って、そういう時に本当に感じますね。でも、物流って独特の専門用語もありますし、最初は覚えることが多くて苦労しませんでしたか?
私はゼミで貿易実務を専攻していたので、物流に絞って就活を進めていました。それでも、最初は分からないことだらけで、任される範囲も広いので、自分ができないことを気づかされてしまう毎日でした。
事務職だから決まった仕事、というわけではないですね。ひとつの仕事や課題に対して、総合職も事務職も関係なく、みんなで考えて動くことが多いです。例えば、トラブルが起きた時など緊急を要する時は、私もその現場に出向いて対応にあたることもあります。事務職だから、同じ仕事を淡々と、という感じではないですね。
そうそう。だから大変な時もありますね。以前、新しくインドネシアの会社と提携して、現地の国内配送を共同で運用するという時に、社内の申請や出資金の送金など、膨大な社内手続きが必要な仕事がありました。何回も大使館に足を運んだり、なかなか送金がうまくいかなかったり…。でも、なんとか最終的には調印式までこぎつけて、その写真が業界紙に載った時には、自分が関わった仕事の大きさを感じて、とても嬉しくなりました。大変なことの連続でしたが、困ったときには先輩が冷静にアドバイスをしてくださって、本当にありがたかったです。
うん。私も頼れる先輩がいるから安心して仕事ができると思っています。私の先輩は、商品の知識だけでなく、東京や横浜、神戸といった主要な港はもちろんのこと、地方の港のことなど海上輸送に関しての知識も豊富なんです。また知識だけでなく後輩社員に対する気配りもしてくださいます。私が新入社員の時、最初にお客様や協力会社の方に私のことを紹介してくださり、その後の仕事がとてもやりやすくなったことがありました。
そうですね。わたしも普段から仕事をしていて、環境に恵まれていると感じています。現在の部署に配属されて間もない頃に、大きなミスをしたことがありますが、その時にも、部署のみなさんに私のミスをリカバリーして頂いたことがあって…。
えっ、どのようなミスだったのですか?
年末って、急ぎの荷物が増えます。アメリカから成田に着いた荷物を急いで北海道にフェリーで海上輸送する仕事があったんです。前もってフェリーの運営会社さんに、貨物のサイズや数量を伝えておきます、何センチの荷物が何個って。でも、いよいよ荷物が到着した時に書類を見直したら、「センチ」じゃなくて「インチ」だったんです。
うわ、それは大変ですね…。
運営会社さんに荷物を入れるスペースが足りないと言われて、頭が真っ白になりました。年末なので営業の方も外出して連絡がつかなくて、すぐに課長やほかの事務職の先輩に報告しました。すると、課長がこの協力会社に問い合わせてみてと数社の候補を出してくれました。すぐに訊いてみるとたまたま空いていた航空便が見つかって、ギリギリで納品できました。初めての大きなミスで、すごく落ち込みましたが、忙しい時に余計な仕事や心配を増やしてしまったにもかかわらず課長は怒るどころか「ドンマイ」って声をかけてくれて、もう次からは絶対に見落としなんかしないって心に誓いました。そういう上司や先輩がいらっしゃるから頑張れる職場なんだと思います。
ミスをした時って、なんとかリカバリーしようって焦ってしまうけれど、先輩方は、先の先まで見ているというか。経験が豊富で、アドバイスも指示も的確だと思います。
私も貨物の把握が不十分でコンテナに入りきれないことがありました。その時も先輩がフォローしてくださってなんとか助かりました。仕事に慣れないうちは付きっきりでサポートしてくださるので安心です。でも、ある程度慣れてくると私に任せて頂けるので、自分の裁量で仕事ができる楽しみもあります。
大変な分、成長できる環境だと感じています。入社1年目の間は業務に余裕があるので、勉強する時間を作ることができましたが、2年目になると任される仕事量が増えてきて、その場その場で自分から学んでいかなければなりません。先輩が電話で話しているのを聞いて、どういう内容を伝えているか、どんな言葉遣いなのかなどです。やはり学生と社会人では話す内容はもちろん、使う単語も違いますが、いきなりは変われない。だから少しずつでも勉強していこうと心がけています。
そうそう。取引先や上司への伝え方や、言葉の選び方ってとても重要です。私も先輩が話しているのをこっそりメモしたり、話し方を真似したりしています。
岡田さんの部署の先輩は、どんな感じの方がいらっしゃるんですか?
先輩は、とても気を遣ってくださる優しい方が多いです。東京で大雪が降った日には、仕事は任せていいから早く帰りなさいって気を遣って頂きました。自分から言い出す前に声を掛けてくださるので、ありがたいなあって思います。
みなさん、気さくですよね。私の指導社員は4年目の方ですが、仕事を引き継ぐときも分からないことを優しく教えてもらいました。そういう先輩がたくさんいらっしゃいます。
先輩が率先して有給休暇を取られるので、私たちも休みを取りやすいということもありますね。
私の部署の先輩も、金曜日に有休を取って、三連休にして海外旅行に行ったり、クリスマスをドイツで過ごした方もいらっしゃいます。
それはうらやましい! 私の部署も海上輸送であれば出港日や本船のスケジュールなど予定が読めるので、みなさん休めるときは休むようにしています。趣味も大切にしていて、今日はプライベートの予定があるから定時で帰るなど、メリハリのある毎日を過ごせています。
航空の場合はスピードが勝負ですので、その日に来た案件を、その日のうちに手配しなければいけないんです……前もって休暇の予定を決めて同僚の皆さんに言っておかないと取りづらいのは正直あるかもしれません。でも、先輩や営業の方とカバーしあって、計画的に休みのプランを立てて、長期での休暇を楽しむことはできます。
たしかに。仕事によっては休めない時はありますね。私は経理業務も担当していますので、月初は忙しくなります。さすがにその時には休めませんが、月初以外であれば融通は利きやすいです。以前の配属部署でも有給休暇はできるだけ取得しプライベートと両立してきました。そういう意味では、将来を考えると女性としてもとても働きやすい環境ですよね。
そうですね。私の所属部署には産休から短時間勤務で復帰された方がいて、9時半に出勤し、16時半に退勤されています。仕事と育児を見事に両立されていますし、制度として環境がとても整っていることを実感しています。
航空では、先ほども言った通りその日のうちに完了させなければならない緊急の案件が多いので、短時間勤務は難しいのかなと思っていました。でも、周囲の方々がサポートしてくださったり効率的な働き方に取り組むこともできるので長く働ける環境だと思います。