総合職座談会
相田
剛志

(2014年入社)
食料・食品物流本部
遠藤
桃子

(2014年入社)
海上第二本部
松下
祥乃

(2015年入社)
航空本部
石井
健太郎

(2012年入社)
センター事業本部
菊川
卓弥

(2012年入社)
海上第一本部

Talk about us with logistics.

モノを運ぶだけが物流じゃない。
伊藤忠ロジスティクスの業務には、
経験するまで知らなかったことが
たくさんあります。
仕事をしていく中で
見つけた達成感や難しさを、
先輩社員が語りました。
これから社会で活躍するあなたへの
メッセージをお届けします。

Theme1

Talk1:
日本と海外。
言葉は違ってもコミュニケーションはおなじ。

相田
(2014年入社)

先日、入社年次別の社長主催の懇親会がありました。仕事の悩みや会社に対する質問など直接社長とコミュニケーションがとれる貴重な機会でした。

松下
(2015年入社)

わたしも半年前に。ふだん疑問に思っていることや、会社に対して思うことを率直に語れるし、しっかり聞いていただける良い機会でした。わたしは英語のやりとりについてアドバイスをいただいて、外国の方はメールをじっくり読んだりしないから、簡潔に、3行で収めたらいいよって教えて頂きました。

遠藤
(2014年入社)

そんな具体的にアドバイスをしてもらえたんですね。たしかに、海外とのコミュニケーションは気を遣うことが多いですね。ある程度、物流用語を覚えていけば日常業務のやりとりには問題はないけれど、貨物の単位など細かいところは何度も聞き返して、お互いの認識に違いがないか確認するようにしています。

菊川
(2012年入社)

そうですよね。イレギュラーなことがなければ「送った書類、確認お願いします」くらいで済むのですが、ちょっとしたものも含めればトラブルはしょっちゅう起こります。そういう時こそ、英語力が必要になってきますね。毎日勉強していますか?

相田
(2014年入社)

僕は大学が英語学科だったにもかかわらず、あまり英語が得意ではなかったんです。でも仕事上では毎日英語でやり取りをしなくちゃいけない。今は、中国、ブラジル、アメリカ、オーストラリア、それからイタリアなどなど、全部英語です。仕事を覚えていくなかで、いやでも英語を自然に覚えるようになってきますね。

石井
(2012年入社)

僕も英語は勉強しなきゃなと思ってはいるんですが、なかなか…。先日アメリカに2週間くらい現地の倉庫の在庫棚卸のために出張しました。実際に見て感じたのは、海外も倉庫の管理やオペレーションは日本と同じであるということ。海外っていうだけでちょっと身構えますが、文化や生活の違いはあっても、仕事の中身は日本と変わらない。しっかりやっていると思いました。世界を広く知ってみると、色々な考えはあっても、仕事という面ではそれほど大きく違わないなって実感しました。

菊川
(2012年入社)

たしかにね。僕は東南アジアや中国をメインで担当していて、英語が母国語ではない方とのやりとりが多いですが、対面でも電話でも、伝えようと思えばなんとかなる。聞き取りにくい発音もありますけど、会話の流れや相手が求めていることをきちんとつかむこと、わからないことは確認するなど丁寧なコミュニケーションを心がけています。

遠藤
(2014年入社)

それは日本語も同じですよね。お客様との会話でも、これは物流に限った話ではないけれど、誰にでもわかる言葉で話すことは大切だと思います。あまり輸出入に慣れていないお客様には、専門用語を避けて説明するとか。

松下
(2015年入社)

細かい表現の一つひとつまで気を遣いますね。しっかり確認しないと大きなトラブルにもつながりますから。1センチでもサイズがオーバーしちゃうと特別貨物でチャージを取られたり、載せてもらえないこともあります。国によって確認する項目が全然違うことも多いですし。

Theme2

Talk2:
雨風にも負けず、信頼を運んでいく。

菊川
(2012年入社)

ところで、これは海上でもエアー(航空)でも同じだと思いますが、悪天候は、本当に困りますよね。

相田
(2014年入社)

大型台風などは、「とにかくこっちに来ないでくれ!」って願っていますよ。

松下
(2015年入社)

台風は困りますね…。以前に台風がもうすぐ来るという時に関空から中国行きの貨物をエアーで飛ばさなきゃいけない案件があったんです。明日が納期という急ぎの貨物でした。フライトは、もし台風が直撃した場合は関空に引き返すことになっていました。だから燃料も片道分ではなく戻ってこられるように多く入れていたので、その分貨物は載せられないということになって。でも、飛行機は無事に飛んでしまったんです。

菊川
(2012年入社)

それは逆に困ったなあ。

松下

そうなんです。飛行機は飛んでいるのに、荷物は送っていないって状況になってしまって。結果的に24時間ずらして送ることになって。お客様にご説明して納得して頂くのも一苦労でした。

菊川
(2012年入社)

そこですよね。天候が乱れそうだなという時は、日程を前倒しして早めに貨物を用意してもらったり、逆に納期をすこし遅らせてもらったり。そういった提案も必要になってくる。物流は基本的にスピード勝負のところがありますが、周りの環境や客先のニーズなどを考えて何がベストなやり方なのかを判断していくことが求められますね。

石井
(2012年入社)

国内配送でも、「荷物は届いて当然」だから、万が一のトラブルの時は前もって説明することが重要です。そういう時に、普段からお客様との信頼関係ができていれば、意外にこちらの事情もご理解頂けて納得してくださいます。

遠藤
(2014年入社)

石井さんはお客様との信頼関係ってどうやって築いているんですか?

石井
(2012年入社)

うーん。とにかく顔を見せることですね。以前は倉庫現場の仕事を担当していたので、それほど頻繁にお客様のところに足を運ぶということができなかったと思っています。もっぱら電話やメールでのやり取りになってしまい、お会いしたことのないお客様もいました。でも、やはり実際にお会いして、お互いに顔を知っているということが、後々仕事をスムースに進めていく上で大切な要素の一つですね。

遠藤
(2014年入社)

そうですね。私もとにかくお客様に会って話をすることを心がけています。たとえばすべて手配が終わっていても、荷積みの時は現場に足を運ぶことで、お客様には自分の荷物のために訪問してくれたことを喜んで頂けますし、こちらも担当した荷物を責任をもって見ることができる。泥臭いやり方と思われるかもしれませんが、お客様との信頼関係は地道に作っていくしかないです。厳しい納期を提示されることもありますが、スケジュール通りにうまくいくと達成感がありますし、自分が関わったプラントなどの巨大な荷物が運ばれているのを見ると、この仕事のダイナミックさを感じます。物流の醍醐味ですね。

Theme3

Talk3:
ひとつでも好きなことがあれば、
仕事はずっと続けられる。

菊川
(2012年入社)

無理と思えることでもスピード感をもって対応していくことで、関係は一層深くなりますね。難しい納期に応えていくこと、更に伊藤忠ロジスティクスが物流を担当することでお客様にメリットを感じていただけるような提案をすることも、これからはさらに求められと思います。

相田
(2014年入社)

同感です。現在、僕は伊藤忠商事に常駐しており、毎日お客様の近くで仕事をしています。そこまで深く入っていけるというのが弊社の何よりの強みだと思います。物流はモノを動かす商売ですが、動かせば動かすだけ余計なコストが発生して、モノの価格がどんどん高くなってしまうリスクをはらんでいます。そこを弊社が一本化してやることができれば、お客様にとって何よりのメリットになると考えています。

菊川
(2012年入社)

窓口を一本化できるというメリットもありますね。弊社はあくまでミッド(中間)の存在です。お客様と、たとえば船会社の間に僕らが入って、どれだけ付加価値を生み出せるかが重要になってきます。僕は海上第一本部所属ですが、海上輸送だけにとどまらず提案できる。先日は松下さんの先輩、僕の同期なんですが、一緒にお客様を訪問して、海上輸送と航空輸送どちらも任せてもらえるよう共同提案をしました。

松下
(2015年入社)

その話はお聞きしました。私はまだ輸出しか経験がないので、お客様のニーズにもっと応えるためにも、これからは輸入も覚えていきたいと思っています。

相田
(2014年入社)

松下さんは、このメンバーではいちばんの若手だけど、入社したばかりの頃って、何を相談していいのか分からないというケースはありませんでしたか?

松下
(2015年入社)

最初の頃は、状況を的確に説明しなさいという指導は受けました。今でも先輩に相談する時は、先程の海外とのコミュニケーションの話と同様に、簡潔に順序立てて話すことを心がけています。最初に自分の考えを整理することも忘れません。

菊川
(2012年入社)

そうですね。僕は新入社員など配属されて間もない課員から相談を受ける立場になりましたが、こちらから指示するだけではなくて、相談する側に自分の意見を考えさせてから相談させることって、新人の教育や育成の面から大事なんです。

遠藤
(2014年入社)

私は大学で海上輸送にも関係する海商法の勉強をしていましたが、大学で勉強したことと業務ではギャップがあり、実際に海上輸送に携わってから勉強したこともたくさんあります。ですから、中途半端な知識で終わらせずに、自分で納得して理解するまで質問や相談をして欲しいと思います。

石井
(2012年入社)

商社系物流会社には、体育会系なイメージを持っていましたが、入社してみるとみなさん親しみやすく気さくな方が多く、相談しやすい社風ですね。飲み会などもかなりラフな感じです。

相田
(2014年入社)

たしかにそうですね。

菊川
(2012年入社)

就活の時って、楽しいこととかやりがいがあるっていうよりも、どちらかというと働くことへの不安があると思う。僕が今の仕事をずっと続けられると思えるのは、弊社のオープンな社風や親しみやすい雰囲気があるからです。また、若手でも最初からいろんなことを任せてもらえる。もちろんしんどいこともあるけれど。

相田
(2014年入社)

つらいと感じることがないわけじゃない。僕の仕事では、1日にこれくらいの(30センチくらいに手を広げて)書類をこなさなきゃいけないことがある。それでも自分なりにしっかりさばけるようになると、成長を実感できるし、デキる先輩の仕事を見ていると、自分はもっと頑張らなきゃ追いつけないなって思える。好きだと思えることがひとつでもあったら、仕事は面白くなると思う。

松下
(2015年入社)

英語がやりたい、グローバルな仕事がしたいって思って入社しましたけど、ちゃんと実現できているし、仕事は楽しいです。

菊川
(2012年入社)

それから、海外の旅行先で自分が関わった商品を見ると、大変なこともあるけれど、やっぱり“物流”という仕事を選んでよかったと思います。