山田真理子

世界基準へ変化する医薬品物流。

私が取り扱っている医薬品は、ドラッグストアに置いてあるような市販薬よりも、病院などの医療機関で使われている処方薬が中心です。医薬品は高価なものも多く、中には危険物に該当する種類のものもあるため、物流センターのセキュリティは、非常に高度なものが要求されます。言い換えれば、薬瓶ひとつでも紛失してしまえば、全員が総出で探さなければならないような商品を扱っている、非常に大きな責務のもとでの作業が必要です。また、現在日本の医薬品業界は、欧州で発足した協定への加盟を機に、医薬品の適性流通基準への取り組みが急務となっており、品質管理という観点で今まさに医薬品物流は大きく変わろうとしているのです。

世界基準へ変化する医薬品物流。

信頼関係で理想的な物流を構築する。

当社も埼玉県加須市に大規模な医薬品物流センターを新設し、防犯カメラや入退館管理システムなどの厳しいセキュリティチェックや、全館の温度管理システムを備えることで、グローバルな管理基準を満たすべく取り組んでいます。このように、医薬品物流を取り巻く、新たな潮流に対応し、お客様である医薬品メーカーのニーズに適した、理想的な物流を構築するためには、協力会社や運送会社ともしっかりと信頼関係を築くことが肝要です。センター内で実際に作業している人への適切かつタイムリーな指示と連携、運送会社に対しての品質管理等、調整しなければならないことは多く、その責務の重さと同時に、大きなやりがいも感じています。

信頼関係で理想的な物流を構築する。

すべての経験を、
これからの成長に変えてゆく。

将来、海外に活躍のフィールドを広げるためにも、学ばなければならないことは山ほどあります。私は、入社後センター事業本部に配属された、初の女性総合職です。その期待に応えられるよう、当社の中核事業である医薬品物流事業に取り組んでいきたいと考えています。実際に物が動いている現場、そこで業務に従事しながら、物流の基礎知識を学べる機会を与えられたことに大変感謝しています。倉庫現場というと、どうしても「暗い」といったネガティブな職場を想像してしまうかも知れませんが、実は医薬品物流センターの現場は綺麗に整理整頓されていて、昔の倉庫現場のイメージとは全く違います。さらに作業のひとつひとつが、多くの方の治療に繋がっていると考えると、これほど幸せな職場環境はないと感じています。

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MESSAGE センター事業本部 医薬品物流部
山田真理子(2015年入社)

私自身が海外でのセンター運営に携わる立場になったときの大きな礎になると信じて、全ての経験を大切にしています。一緒に現場で働いている人とのコミュニケーションも、初めは少し緊張しましたが、気さくな方ばかりで、基本動作から丁寧に教えてもらい、すぐに雰囲気に馴染むことができました。これからも、グローバルに通用する医薬品物流の構築に、積極的に携わりながら、安心・安全な医薬品を送り届けたい―その想いを胸に、毎日の仕事に臨んでいます。