OJTの先輩が、後輩の資質を
見極めて指導してくれる安心感。
まずはOJTを務める田畑さんと岩花さんの
最初の出会いについて教えてください。
- 岩花
- 最初の出会いは、配属前の顔合わせの時。時間にしたら10-15分くらいでしたけど、この時、田畑さんは初対面なのにフレンドリーに接してくださり、いろいろ話を聞いてもらうことができて……。気さくで話しやすい先輩だなと思い、安心しました。
- 田畑
- ありがとうございます(笑)。私は、岩花くんが短時間の中でも、「温度管理が必要な特殊な貨物を扱いたい」など、やりたいことも話くれて、すごくやる気のある有望な新人が来たなと思いました。
配属後、どんなことからOJTが始まりましたか?
- 岩花
- 配属初日、周りの方に挨拶して回った直後から、かなり詰め込んでいろんなことを教えてもらった気がします。これは相当、頑張らないと、と思ったくらい(苦笑)。
- 田畑
- やる気のある岩花くんだったらきっとデキると思い、ハイスピードで教えました。海上輸送の全体像は、まず大前提として話して、その後は複雑かつ多岐にわたる書類関係の作成などの膨大な量の実務をやってもらいましたね。最初から一つ一つ説明して、ステップを踏んでやってもらうのも良いのですが、それよりも、とりあえず手を動かしてもらって、その点と点が1本の線として、自分で整理できるようになればいいかなと思ったのです。
- 岩花
- その意図は伝えてもらっていましたね。とはいえ最初はやっぱり、点と点が本当に結びつかなくて、とにかく点を抱える日々。でも、そのうちに点と点がつながる瞬間がどんどん増えてきて、本当に1本につながった時、楽になりました。そういう教え方をしてもらってすごく良かったなと思っています。
- 田畑
- 実務がわからないと、お客様に何かを提案することもできない。岩花くんはそこをマスターした上で営業活動をし始めたから、入りやすかったんじゃないかな。
- 岩花
- はい、その通りです。
半年間を通じて、田畑さんの教え方は、どうでしたか?
- 岩花
- 最初に「なぜ、これをやるのか」という前提や意図をしっかり伝えていただいた上で、あとは、「一旦、自分でやってみよう」というスタンスでいてくださって、自分で頭を使う機会をいただけたことが、自分にすごく合っていました。
- 田畑
- 一つひとつ手取り足取り教えてしまうと、岩花くんのやり方というのを削いでしまうかなと思ったんです。それで自由にやってもらうことを大切にしました。でも、ちょっと気になる対応をしているなと思ったときは、口を出していましたけど(笑)。
- 岩花
- 隣の席なのですぐに相談できるし、CCでメールのやり取りも見てくださっていることが多いので、自分の考えや、やろうとしていることが間違った方向に進みそうなときは、進みすぎる前に軌道修正してくれて助かりました。先輩がいてくれて本当に良かったです。
- 田畑
- あと、お客様との英語のメールでのやり取りを見て、「この表現の方が伝わるんじゃない」とアドバイスをしたり。
- 岩花
- とても勉強になっています。