キャリアモデル #2 キャリアモデル #2

WORK STYLE - 04 | CAREER MODEL #2

部署の異動、海外赴任や出向など
さまざまなキャリアステップを経験し、
刺激的な毎日を過ごしています。

経営企画部長
兼村 厚志 Kanemura Atsushi
1998年入社
入社
1年目
1998年入社 財務経理部へ配属
1998年入社 財務経理部へ配属
1998年入社。当然物流営業に携わるものと思っていたのですが、予想外の財務経理部への配属となりました。会計や簿記に関する基礎知識が全く無かった為、当時は戸惑いもあったものの、損益計算書や貸借対照表等の財務諸表の見方や会計上の数字の動き方を学ぶ非常に良い機会となり、その後に異動した営業部署や海外事業会社において、財務経理部時代に学んだ知識・経験が非常に役立つこととなりました。
2年目
海上営業部署へ異動
海上営業部署へ異動
主に化学品や生活資材等の輸出船積み業務を行う部署へ異動。今でこそメールやWebシステムを使用していますが、当時船会社への船腹予約は全て電話かFAXで行っており、受話器が1日中耳から離れない業務スタイルでした。自身が担当する取引先の荷動きを通じて、その業界の動向を垣間見る事ができ、日本製の原材料や製品が海外でどのように使用されているかを知る事ができました。
6年目
海外赴任
ハンガリーの事業会社へ異動
海外赴任 ハンガリーの事業会社へ異動
約4年の営業経験を経てハンガリーにある事業会社へ赴任。同地に進出している日系自動車メーカーや日系自動車部品工場を主な取引先として、欧州域内における各種物流や、日本・中国等からの生産設備や部品の調達輸送を支援していました。営業範囲はハンガリーに留まらず、東欧地域に点在する取引先もカバーしていたため、欧州の様々な国で営業活動を行う事も頻繁にあリました。また、家族も帯同していたため、連休を利用して子連れで欧州各地へ旅行したのも良い思い出です。
12年目
伊藤忠商事への出向
伊藤忠商事への出向
ハンガリーから帰任して半年ほど経過した後、伊藤忠商事の主管部署へ出向となりました。インドネシアやインドにおける物流事業への投資に携わります。インドネシアでは出資を検討していた現地物流会社との間で価格の折り合いがつかず、最終的に出資を断念。事業投資における価格合意の厳しさを知る事となりました。インドでは現地物流パートナーと合弁会社を設立する運びとなり、合弁契約書の作成を担当。パートナー側担当者と双方の条件について連日交渉しました。そのインド合弁会社も設立後14年が経ち、年間売上70億円を超える規模に成長しています。
14年目
海上第二本部 
機械・自動車部 機械課長
→ 機械・自動車部長代行
→ 機械・自動車部長
海上第二本部 機械・自動車部 機械課長
→ 機械・自動車部長代行 → 機械・自動車部長
海上第二本部 機械・自動車部 機械課長として伊藤忠商事出向から復帰。自動車部品や建設機械、生産設備等の輸出業務に携わります。政府開発援助(ODA)に関連する案件では中央アジア各国やパプアニューギニア、アフリカ等へ建設機械などの輸送手配も行いました。仕向国の現地代理店探しから始まり、輸送ルートの確立や現地輸入通関ルールに則った申告方法の確認など、事前に準備すべきことは多岐に渡り、実際の輸送時も納期に合わせた輸送スケジュール管理(船や鉄道はしばしば遅れる)や現地トラック会社・通関会社との折衝など、我慢強い対応が求められる場面も多く、1つのプロジェクトが無事に完了したときの達成感は格別でした。
21年目
2度目の海外赴任、
またもハンガリーへ
2度目の海外赴任、またもハンガリーへ
2009年の帰任から10年を経て、またもやハンガリーへ赴任。今度は副社長という立場で社員300名を超える事業会社を経営することに。しかし着任して半年後にはコロナが始まり欧州各国はロックダウン。主要取引先の自動車工場も生産停止となった為、しばらくは自宅待機を余儀なくされる中、旅客便の運航も止まってしまい「自分は日本へ帰る事が出来るのだろうか?」と単身赴任の寂しさを強く感じました。翌2021年は世界的な半導体不足に起因した自動車部品の不足が発生し、やはり取引先自動車工場の生産量が制限されたことで自身の事業会社の売上も減少してしまい、従業員の削減を最小限に抑える工夫に苦心。また2022年はロシアが隣国のウクライナに侵攻するという衝撃的な出来事もあり、驚きや苦労の多い4年間を過ごしました。
25年目
経営企画本部 経営企画部長
経営企画本部 経営企画部長
ハンガリーから帰任し本社の経営企画部長となりました。入社時の財務経理部以来約25年ぶりの管理部門。計画策定、各種重要会議体の運営や広報業務等担当範囲は幅広く、また社内各部署との調整を求められる場面も多いため、日々奮闘しています。

PAST & FUTURE

これまでのキャリアを
振り返って
営業部や駐在時に得た自動車物流に関する知識・経験、事業会社の運営・管理経験、伊藤忠商事出向時に携わった事業投資の経験。この3つの経験がこれまでのキャリアで培った私の強みです。これからも現在の職責を全うします。