INTERVIEWS 03
2016年入社
伊藤忠グループの説明会で「皆さんの手許にあるペンも、当たり前にそこにあるのではなく、物流会社が手配したからそこにある」という話を聞き、当社に興味を持った。それまでは航空業界に興味を持っていたが、物流のほうが面白そうだと方向転換、転勤のない事務職を希望して入社した。
私の所属する食料営業第四課では、カップ麺、醤油、お酒などスーパーに並ぶ食料品全般と、百貨店や量販店に並ぶ化粧品を商材として扱っています。輸出も輸入もありますが、私自身は入社以来ずっと船を使った輸出を担当していて、仕向け地は中国や台湾、シンガポールなどアジアを中心に、北米や英国などです。お客様の拠点から海外の港まで、あるいは海外の港からさらに先の指定地まで、物流にまつわるあらゆる手配をしています。事務職は新規顧客の獲得をしたり、数字の目標を持ったりすることはありませんが、営業担当者と協力して見積りを提出することはあり、お客様とは頻繁にコミュニケーションを取っています。また、当社では物流の手配だけでなく、製品そのものの買い付けまで行う「商流」と呼ぶビジネスも手がけており、私はツナ缶やペットフード、小型の機械などを製造するためのパーツを買い付けてインドネシアに運ぶ仕事も担当しています。このほか、請求や支払など決算に関係する部署の経理業務も私の担当です。入社前に日商簿記3級を取得したことが、経理業務に役立っています。
私が心がけているのは、いかにしてお客様に対してプラスαのサービスを提供するかということ。例えば、コロナ禍で船のブッキングが難しくなった時がありました。そこで諦めるのではなく、他部署の人にヒアリングして、既に確保しているコンテナに空きスペースがないかと探し回りました。すると、運良く見つかって、困っているお客様を助けることができました。また、到着の日を通常より早めてほしいといった依頼を受けることもよくあります。そんな時は倉庫業者と交渉し、通常3日かかるラベル貼りを1日で終わらせてもらって乗り切るなど、その都度工夫しています。こうしたお願いが成立するのも、普段からあらゆる関係先とコミュニケーションを取り、良好な関係を築いているからです。倉庫業者から「送り状を見やすい位置に貼ってほしい」。といった要望を受けることもあり、こんな時はお客様にお願いをしなければなりません。このほか、スケジュール管理表を自作していて、常に効率化を図れないかを検討しています。こうした日常の小さな努力や工夫の積み重ねがあるからこそ、大事な時にお客様にプラスαのサービスが提供できるのだと思います。
事務職として営業担当者のサポートはもちろん、お客様からも信頼していただける仕事をしていくことが目標です。また、部署名に食料品とありますが、扱っているのは食料品だけでなく、化粧品や機械のパーツなど、幅広いものがあります。食料品だと仕向け先によっては放射線の検査が必要だったり、化粧品だと発火点の関係で危険品に分類されることがあったりします。その都度必要書類は異なるので、幅広い商材を扱うことができるようになりたいと考えています。そのうえで、今後挑戦してみたい業務もいろいろあります。私は入社以来ずっと輸出業務を担当してきたので、輸入業務も担当してみたいと思います。また、三国間貿易など少し複雑な貿易事務も経験してみたい仕事です。さらにいえば、決算に関連する経理業務を担当しているので、経理についてもっと学んでみたいとも思います。ライフプランとして長く働くことが目標ですが、周囲に育児をしながら働く女性社員がたくさんいるので心強い限り。長い目で見て幅広い仕事を担当しながら、少しずつでもキャリアアップしていけるといいなと考えています。
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