インドネシアでのいすゞライネックス社との合弁事業立ち上げ ―PT. LNX ILC INDONESIA社設立―
このたび、伊藤忠ロジスティクス株式会社(代表取締役社長:佐々和秀、以下「伊藤忠ロジスティクス」)は、インドネシアにおいて、いすゞ自動車株式 会社100%子会社のいすゞライネックス株式会社(以下「いすゞLNX」)と合弁でPT. LNX ILC INDONESIA(以下「新会社」)を設立する事に合意いたしました。
伊藤忠ロジスティクスは経済成長著しい新興国を重要な消費市場として位置づけ、また過去長年の 円高推移を背景とした生産拠点の海外シフトを念頭に、海外戦略を構築・実行してきております。生活消費材分野、医薬品分野、食品・食材分野などもその一環 ですが、中でもダイナミックな産業分野として、自動車分野に注力しており、現在、欧州/中国/アセアン市場において、完成車輸送業務をはじめ、各種部品の 輸出入そして各国内での倉庫業・輸送業・VMI展開まで機能を拡大しております。また追加市場として、2011年に進出しましたメキシコを、2013年に は現地法人化し、将来を見据えた展開に入っております。
インドネシアでは、従来からフォワーディング業務を行っているPT. ITOCHU LOGISTICS INDONESIAに加えて、2012年に国内物流への進出を目指して倉庫業務を行うPT. ILC LOGISTICS INDONESIAを設立しました。自社倉庫として、ジャカルタ近郊スルヤチプタ工業団地内に3万㎡の土地を購入して、2014年末に自社倉庫での倉庫業 稼働を目指しております。いすゞ自動車株式会社はスルヤチプタ工業団地内で新工場建設を開始され、2014年末の稼働を予定されています。いすゞLNX は、インドネシア国内の自動車物流業務の取り込みを目指して2013年中にインドネシアへの進出を戦略として掲げられましたが、その戦略及び進出時期が当 社の戦略に一致し、この度合弁での物流会社設立合意に至った次第です。
新会社では、いすゞLNXが経営・マネジメントを中心に、当社は「フォワーディング業」や「倉 庫業」等伊藤忠ロジスティクスグループの機能を全面的に提供します。本件は、いすゞLNXにとって海外での初めての合弁事業であります。まずはいすゞ自動 車製部品のフォワーディング業務の取り扱いからスタートする予定であり、将来的には機能を増やして業務拡大を目指すものです。
新会社の概要
名称 | PT.LNX ILC INDONESIA(予定) |
---|---|
所在地 | インドネシア共和国ジャカルタ市郊外スルヤチプタ工業団地内 |
代表者 | 清水広司(いすゞライネックス株式会社) |
資本金 | 70億インドネシアルピア(約70百万円) |
出資者 | いすゞライネックス株式会社 伊藤忠ロジスティクス株式会社 |
事業内容 | 自動車関連物流 |
設立時期 | 2013年12月(予定) |
以上